EXAM
主な検査と機器
便潜血検査
便大便中に含まれる微量の血液を検出することにより、大腸癌のスクリーニングを行う方法が便潜血反応検査です。
便潜血検査には、化学法と免疫法がありますが、最近は食事制限の必要がなく、人間の潜血のみに特有に反応する免疫法が主流になっています。
超音波検査(エコー検査)
超音波検査は人体に対して無侵襲な高い周波数の超音波を利用して臓器や組織を画像化して、身体の異常や病気を見つけ出すことが可能な検査です。
主に心臓、腹部、頚動脈、甲状腺などの診断・評価に用いられます。
呼吸機能検査(スパイロメトリー)
肺年齢を調べることが出来る検査で、スパイロメーターという測定装置を使って肺活量や換気量を調べます。ホース状の酸素吸入口に口をあて、息を大きく吸って吐き出します。
肺の病気の診断、重症度などを調べるのに役立ち、治療効果の測定にも使われます。
ABI検査
ABI検査は、手と足の血圧の比較や脈波の伝わり方を調べることで、動脈硬化(血管の老化など)の程度や早期血管障害を検出することができます。
正常の場合は、横になった状態で血圧を測ると足首の方がやや高い値を示しますが、動脈硬化があると足首の方が低くなります。
睡眠時無呼吸時症候群検査
検査機器(パルスオキシメータ)を指に装着して寝ることで、睡眠時における動脈血酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定し、判定する簡易的な検査で、ご自宅で測定が簡単にできます。
治療は、CPAP療法といって就寝時に鼻に装着したマスクから空気を送り込むことによって、上気道を閉じないようにして気道閉塞(無呼吸)を予防し、症状を改善します。